ギタリスト/尺八奏者 オガタマモルのブログ

広島を拠点に活動するギタリスト/尺八奏者のブログです。
ウェブサイト http://marumogata.weebly.com

タグ:楽器

自分の経験と色々レッスン等してみての経験から 
「上手く弾けない」原因を分解してみました。

1・肉体的に演奏がおいついてない
2・楽譜を正しく覚えてない
3・運指などの動きを理解していない
4・まちがって覚えている

etc.もしくは上記の組み合わせ

順不同で思いつくままに書いてみると
カラオケなどで歌い出しの場所がわからない、
歌いまわしがわからないままに歌ってしまう
これは4(または2)
キーが高くて声が出ない、早口のところで舌が回らない
⇢1
とかとか…

僕は歌の先生ではないですが、こういう場合、
身体的な要因とイメージ力などの要因を分けて練習する必要があるのかな、
と最近思います。

頭の中に演奏イメージはあるけど身体的に追いついてない人は身体を鍛える
身体的に能力はあるけど頭の中に演奏イメージがない人はイメージを鍛える

ギターの速弾きで全く弾けてないのに
原曲のテンポでフレーズを弾いて弾けてないまま
ひきつづけるみたいな…

コードストローク bpm140で16ビートの曲が弾きたいけど
リズム感とかそういうのは置いといてそもそもその速さで手が動かないとか

そういうときはまず運指の速度だけを上げる練習をした方がいいのかな、と思うし
フレーズを間違えるならフレーズをしっかりゆっくり覚えてから速度を上げたら良い、とか

2つの原因があるのに2つともを同時に攻略しようとするから行き詰まってしまう。

楽譜が読めないならゆっくり読むとか
参考の音源があるならそれをしっかり聴いて楽譜と照らし合わせてみる
⇢僕自身は楽譜の読み方を独学でやって、分からない譜割りはCDを聴いて確認…というやり方でした
 (ほんとうはもっときっちりやった方がいいと思いますが)

100m走のタイムを上げなくてはいけないのにジョギングばっかりやってる
(そしてこんなに長時間練習した!とか言ってる)
早口言葉をカミカミなのにカミカミのままゆっくり確かめずに繰り返している
(そして10回繰り返した!頑張った!とか言ってる)
クロールのフォームが良くないままななのにそのまま確認せず泳ぎ続ける…

みたいなこと、ないでしょうか。
自分もつい楽しくなってて曲を弾けないまま通すことがあります
(本番対策で、ミスしても曲の流れを崩さずに弾き通す練習、
みたいなのとはまた別の話でなんとなくやってる場合です)

頭痛の原因は肩こりや虫歯など、なのにそちらの対処をせず
頭痛薬だけのんで良くなったと錯覚しているとか
 
気合や根性で頑張るのではなく、ちゃんとできないことに対して
原因を追求するというのを忘れないようにしたいですね。

小さい頃夢中になったスーパーマリオブラザースは今でも、目をつぶってもクリアできるくらい体が覚えています。

スーパーマリオカートのマリオサーキット1のタイムアタックも少しやれば1分切れるでしょう(笑) ロケットスタートのタイミングも体が覚えています。

コナミワイワイワールドのパスワードも今でも暗唱できます(たぶんあってる)

などなど…って例えがゲームばかりですが(笑)

年を重ね、だんだん積み重なってくることが増えるに従って、難しくても頑張ってできるようになったことはその後も生きるし、めんどくさがって手をつけなかった事は時間が経ってもやっぱり出来ない、と。
その時は頑張っても出来なかった事が時間の経過や他の経験の積み重ねとともに出来るようになる、というのはあります。

なおさら、どうしてもやりたい事、マスターしたいことは一つずつできるように、クリアしていっておかねばな、と思う今日この頃。

年を重ねれば常識や知識が勝手に身につくわけじゃなく、意識しないと身につかない。

このページのトップヘ