ギタリスト/尺八奏者 オガタマモルのブログ

広島を拠点に活動するギタリスト/尺八奏者のブログです。
ウェブサイト http://marumogata.weebly.com

2025年10月

久々にギターの練習をちゃんとする時間を取っています。

9月中旬のミュージカルオケ(ギター4種+バンジョー、マンドリン)
9月末のロビーコンサート(箏、尺八、ギター)あたりから..
10月は都山流尺八本曲コンクールに始まり、
邦楽演奏会(尺八)
ピアノ教室発表会ゲスト(箏、尺八、ギター)
かえで橋ライブ(フルート、マンドリン、ギター)

自分は何を専門としているのかわからない状態で走ってまいりましたが
ようやく落ち着きが見られてまいりました。

ギタリスト/尺八奏者と謳っているのでギター(他弦楽器)と尺八に関してはまぁ想定内ですが
それ以外の楽器は準備というか要練習の度合いが上の二つの楽器に比べ多い。
ということで大変でした。

が、自分のアイデンティティが崩壊しそうになるというか
もともとギターの演奏に何かプラスαの感性やアイデアを得るために他の楽器始めたんよね?

ということを忘れそうになるので

ギターで色々マスターしたかったテクニックや曲を置き去りにして
ギターが上達していない感がずっと心に引っかかっているので

ギターの練習をしています。

ピッキング力(速く弾くための)が思ったより落ちていたのでリバビリ的練習をしたり
新しいフレーズを覚えたり、基本動作を改めて見直したり...
と弾いているとやっぱりギターは楽しいです。

尺八コンクールで1曲を本当に細かく練習して、
その一つ一つを理解してマスターしていく過程がとても良かったので
(本番は緊張してアレでしたが)

果たして、ギターでそこまで詰めてこだわって練習できていただろうか?
と自問自答。

忙しさ、やらなければいけない事に追われて本質を忘れていないだろうか?

求められる演奏をするのも大事な事ですが、もっと根っこの自分の「好き」
という気持ちを押し込めていないだろうか?

ということで自分の「推し」というか好きなギタリストの曲を練習(再開)

まぁ、図らずも一回ギターから離れて尺八の練習に集中したおかげで
ギター(というか音楽そのもの)にたいする姿勢に対して還元できたので良しとします。

書くべきことが溜まってますので時系列が前後しますが、

前回の初参加時(2023)は繰り上げ当選で参加してまいりましたが、
今回は練習の成果が出たのか自力で都山流尺八コンクール全国大会に参加することができました。

前泊、宿をとってゆっくりしたかったが流石に予約検討するのが遅すぎたり、万博の影響もあるのか宿が全く取れず当日の早朝移動で広島→京都へ。

京都駅からバスにゆられて40分。
都山流尺八楽会、都山流会館です。閑静な住宅地の中に突然現れたりします。
IMG_2075

全国のブロック大会を勝ち抜いた人、前回の入賞者など今回は30名による予選。
そこから8名が勝ち抜きで決戦の演奏を行います(今回は同点で9名でした)

結構準備もしっかりして、今回は入賞も視野に?目指して行ったのですが、
残念ながら本番で力が出せず、予選止まりとなりました。
控室ではいい具合にできてたんだけどなぁ....。
2年前からメンタル的に成長できてないのか、はたまた別の原因か。

というのは多くの人が経験することでしょう。
ブログやSNSには成功事例ばっかりアップされるので、
こういうのを残しておくことにも多少意味はあるかもしれません。

やっぱり、棒高跳びなどの陸上の選手のように出番まで横になってリラックスしていたらよかったか。
いや、
もしくは腕立て伏せして心拍数上げたりとか...
どうせ緊張で心拍上がるんだから予め上げておけ、っていう作戦ですね。

元々審査や面接が大の苦手だったり、
待ち時間に少なからず場の雰囲気で小さくなってしまう癖があるので
それを払拭する対策を考えないとダメなのかもしれません。

周りを見渡すと、こういう演奏以外の心配なところについて、あれこれと話ができる仲間がいるというのは少し羨ましいなぁ、と思ったりすることもありますが、与えられた環境で勝負するしかありません。

コンクール自体の意義というものはさておき、これを目標として練習することで
結構自分自身はレベルアップできた、と思ってるのでひとまずヨシ!

ここ数年、取り組み方を変えたので、得るもの、見えなかった、聴こえなかった音が聞こえてくるようになったりしている、という実感はまだまだあるので
普段の演奏会/ライブ、そして日頃の練習にフィードバックして
色々役立てていけそうです。


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