自分にもそういう時期もありました。
そういう時期はやっぱり上達してない気がします。
なんとなく面白そうな楽譜を探して
単にタブ譜や五線譜の数字を追いかけて指の運動をしているだけ…というような。
なんとなくなぞったら終わり。なんとなく弾けたからOK、というような。
自分の中で、「難しいけどなぜか弾ける曲」
「簡単だけどどうしても頭の中に入らない曲」というのがあって、
その違いってなんだろう、単に好き嫌いとかではなくて(それもあるけど)
どうしてもこの曲が弾けるようになりたい、という意思があったかどうか
が原因の一つだと思います。
まず正しい弾き方を教えてください、音楽理論を教えてください
というパターンも結構あるけど、教わってどうしたいのかな?
というのがよく見えないパターンが多い。
弾き語りしかしないんですけど、いつか使うかもしれないから
スウィープ・ピッキングを習っときたいんです、みたいな(例えば)
で、その技術がこれまでどういう場面で使われてきたか知りません。
聴いてません、という感じで…
それは中学高校でよくわからずに微分積分、英語の文法を勉強しているようなもので
まず知るべきは、それが何のために使われているか、どういう場面で使われているか
そっちが先なのではないかなぁと
先に現象があってそれを説明するために理論が作られたのだから。
楽器をなんのあてもなく弄ぶのもよし
その楽器が実際に使われている楽曲を色々聞いてみるのもよし
よく分からないけどやってみたい!みたいなもののを増やすもよし
ただ、歌の音域を拡げて、ギターは早く弾けるようになって
尺八は乙のロがひたすら大きく太い音が出せるようになって
その先になにがあるのかなぁ、という
イメージがあるとないとじゃ上達度合いが全然ちがうと思います。
時々自分も迷子になってますけどね。
あれ、こっちに行きたかったはずなのに今いる場所はどこなんだろう、みたいな。
------------
音源配信もやってます。
Apple Music (エリアシ☆ピッツ)