ギタリスト/尺八奏者 オガタマモルのブログ

広島を拠点に活動するギタリスト/尺八奏者のブログです。
ウェブサイト http://marumogata.weebly.com

2018年09月

自分の経験と色々レッスン等してみての経験から 
「上手く弾けない」原因を分解してみました。

1・肉体的に演奏がおいついてない
2・楽譜を正しく覚えてない
3・運指などの動きを理解していない
4・まちがって覚えている

etc.もしくは上記の組み合わせ

順不同で思いつくままに書いてみると
カラオケなどで歌い出しの場所がわからない、
歌いまわしがわからないままに歌ってしまう
これは4(または2)
キーが高くて声が出ない、早口のところで舌が回らない
⇢1
とかとか…

僕は歌の先生ではないですが、こういう場合、
身体的な要因とイメージ力などの要因を分けて練習する必要があるのかな、
と最近思います。

頭の中に演奏イメージはあるけど身体的に追いついてない人は身体を鍛える
身体的に能力はあるけど頭の中に演奏イメージがない人はイメージを鍛える

ギターの速弾きで全く弾けてないのに
原曲のテンポでフレーズを弾いて弾けてないまま
ひきつづけるみたいな…

コードストローク bpm140で16ビートの曲が弾きたいけど
リズム感とかそういうのは置いといてそもそもその速さで手が動かないとか

そういうときはまず運指の速度だけを上げる練習をした方がいいのかな、と思うし
フレーズを間違えるならフレーズをしっかりゆっくり覚えてから速度を上げたら良い、とか

2つの原因があるのに2つともを同時に攻略しようとするから行き詰まってしまう。

楽譜が読めないならゆっくり読むとか
参考の音源があるならそれをしっかり聴いて楽譜と照らし合わせてみる
⇢僕自身は楽譜の読み方を独学でやって、分からない譜割りはCDを聴いて確認…というやり方でした
 (ほんとうはもっときっちりやった方がいいと思いますが)

100m走のタイムを上げなくてはいけないのにジョギングばっかりやってる
(そしてこんなに長時間練習した!とか言ってる)
早口言葉をカミカミなのにカミカミのままゆっくり確かめずに繰り返している
(そして10回繰り返した!頑張った!とか言ってる)
クロールのフォームが良くないままななのにそのまま確認せず泳ぎ続ける…

みたいなこと、ないでしょうか。
自分もつい楽しくなってて曲を弾けないまま通すことがあります
(本番対策で、ミスしても曲の流れを崩さずに弾き通す練習、
みたいなのとはまた別の話でなんとなくやってる場合です)

頭痛の原因は肩こりや虫歯など、なのにそちらの対処をせず
頭痛薬だけのんで良くなったと錯覚しているとか
 
気合や根性で頑張るのではなく、ちゃんとできないことに対して
原因を追求するというのを忘れないようにしたいですね。

※台風接近に伴い、イベント中止の連絡がありました。

9月30日(日)
広島空港で開催されるソラミィフェスタにて
ソロ出演してまいります。

10:10〜10:40
ソラミィ広場 特設ステージにて

仮面ライダージオウショー

東広島市を舞台にした映画「恋のしずく」とのコラボで
監督によるトークショーなども開催されるそうです。

下記イベント情報のサイトです
※私の名前は掲載されてませんが(^^;

http://www.hij.airport.jp/news/20180930_soramyfesta.html

、ということで
Birdcallというユニットのライブが28日金曜日にあります

男女ボーカルにピアノとギターの4人組

リハーサルでスタジオに入るんですが、
自分が成長したのか、メンバーが変わったのか、出てくる音の空気感がすごく変わったなぁ、
という感じでした。

自分にも余裕が出てきたのか、その空間の中で一緒に音を出せているなぁと思いました。

と、なかなか文章で伝えきれないんですが。

個人的には、最近始めた筋トレの効果が出ているということでしょう(笑)

息子の運動会対策、ということもありましたが、
基礎体力不足で思うように体が動いてくれない、という事を感じる事がままあったので…

早口言葉でも英語のリーディング、リスニングでもそうですが、自分の身体が反応できるようになることで初めて受けとれるセンサーの感度が上がってくるなぁ、と思う事があります。

その変化が特に楽しいので、筋トレしすぎてムキムキにならないように気をつけたいと思います(笑)

告知を忘れていましたが、金曜夜!です

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9月22日土曜日
マツダスタジアムもあります、大州のレンタルスペース
[ozu 1336]にてHFMのDJもされております庄司悟さん主催のイベント
「庄司と大州 vol.1」開催されて出演してまいりました。 

今年度頭くらいからオープンしている新しいスペースで
もちろん行くのは始めてでありましたが、柔らかい、素敵な空間でした。
下の階はコインランドリー!
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僕の出演のお話を頂いたきっかけ、というかある日突然庄司さんから
「22日尺八ふける?」とメッセージが来たのですが(笑)

4月に開催されたバンド「エリアシ☆ピッツ 」のワンマンライブの告知をさせてもらおうと
カウントダウン魂に飛び込んだ際に尺八を吹いたことがきっかけでした。 

ワンマンライブの告知で尺八…?と
バンドと全く関係ない流れのように見えますが、
バンドの曲間で尺八ソロをする曲があるんです。

しかし、何が起こるかわからないですね。
何も分からないままにイベント参加を承諾して臨んだわけですが…
参加してよかったです。ほんと

当日の内容

オープニングに
レンタルスペースオーナーの歯科院長のウッドベースによるウェルカム演奏

本編
・オガタマモルのギター/尺八 、演奏前に飛び込んできた救急車のサイレンの音真似
・藤井香苗さんの朗読 
・今村モータースさんの弾き語り

もちろん司会は庄司悟さん

うまくまとめるのが難しい組み合わせではありますがw
なんともイベントのスペースとマッチした雰囲気で進行していきました。

藤井さんによる絵本の朗読
声のプロフェッショナルというか…語彙力が少なくて申し訳ないけど
声だけで物語の世界観を作れるってすごいなぁという感じです。

今村さんの弾き語り
緩めのトークと透き通る歌声…アーティスト名のモータースから
あまり想像できない独自の世界を堪能しました。

今村さん、藤井さんともに当日初対面でした。
今村さんの曲を事前にyoutubeで色々聴いてみて、この曲は尺八で合うだろうなぁ…
という曲があったので直前でセッション申し込み。
ぶっつけ本番で1曲吹かせて頂いたのですが、
これが本当に良かった。自分で良かった良かったいうのも変ですが良かった。

ライブだなぁ。生の醍醐味だなぁと。

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そういえば、今回はセットリスト全曲尺八吹きましたね。
ギター+尺八(+歌)も数曲やりましたが。
・春の海(抜粋)
・木枯(都山流本曲)
・救急車の音 
・帰り道 on尺八(今村モータース)
・線香花火(オガタマモル)
・Englishman in New York (Sting)

あまり奇をてらうつもりもないので、ルーパーにこだわらずオケを作成して(一人のときは)
もっとしっかり尺八によるオリジナル曲を披露できたらいいなぁと思います。
ルーパーだとシンプルなパターンしかできず曲も展開できませんのでね。

でもルーパースタイルももう少し練り上げて行きたいなぁと思っております。
アコギ+尺八だけでなく色々な組み合わせでできるかな…なんて。

こうね、ジョー・サトリアーニみたいなスタイルのギターインストで、
尺八でメロディを吹いてギターソロはウネウネと弾きまくる!みたいなやつをね。

と、いう妄想は色々尽きません。

昨日参加したozu1336というレンタルスペースでのイベント
「庄司と大州 vol.1」での
セッションというかコラボと言うか
当日昼の思いつきを提案したことが
想像以上に面白い結果になって、
演奏しながらニヤニヤを抑えるので必死でしたが
テンション上がってブログを書いてます。
ニヤニヤについてはまた別記事で書きます

ここのところ、(というかGame Musica Jakeに参加した5年前あたりから)
尺八を吹いてなかったら、ギター一筋だったら
何も起こってなかっただろうな、と思わされることばかりです。 

とりあえず、野垂れ死んでいたかもしれない笑

祖父が使っていた楽器がたまたまあったから、
ということで尺八と出会ったわけですが
尺八を極めたい、尺八の魅力に取り憑かれて始めた…
というよりはギター演奏にプラスになるかもしれない、
くらいの狙いで、あとは周囲に同世代にやってそうな人がいない
といった理由で始めたような気がします。

(当然、ギタリストとしての存在を食う程のものになるとは予想もしておらず。)

祖父は上田流という尺八流派の指南免状を取って
人に尺八教えていた時期もあるようですが
父が小さい頃の話しらしく、
祖父は僕が生まれるだいぶ前からすでに尺八をやめており
祖父の後を継ぐとかいうことでもありません。

邦楽の伝統とか和楽器のナントカカントカではなく
竹の筒を吹いたら音が出て楽しかった、というところからのスタートです。
のであまり伝統を継ぐとか継がないとか興味が無いですが
他の楽器には出せないエグさというものには惹かれたのかもしれない。

日本に生まれ育ったのに日本に昔からあった音楽や楽器の存在を無視して
洋楽的な事ばかり追いかけることに対して自分の中では
違和感を感じていた時期でもありました。
(あくまで自分の中でなので、もちろんそういう人たちを否定する意味合いはないです)

高齢化、それに伴う演奏者人口の減少などで危機感のある和楽器業界ですが
業界がなくなるとこの面白い楽器がなくなってしまうので
もっと演奏者人口は増えてほしいなと思います。
まぁそのために自分は自分にできる方法でやるしかないのですが…


以前、同じようなことをゲーム音楽バンドに参加するいきさつで書いたかもしれない。
10代のころゲームに費やした数百時間(千か…?)をギターに費やしたら上手くなったのか?
みたいな

ジャズ方面はからっきしだったのになぜかゲーム音楽(ジャズ)バンドに呼ばれ
尺八の演奏がユニークだったからかゲーマー魂を認められたからか
バンドメンバーとして様々なゲーム音楽関連のイベントに出たり
ゲーム音楽会のレジェンド的な方々に会えたりだとか…。

最近では
「ギタリスト」ではなく「尺八奏者」または両刀使い
だから、ということで声がかかることもちらほら。
芸は身を助けるとはよく言ったものです。

何個か地元アーティストのポップスCDにも
尺八の音を紛れ込ませてもらってますし。

楽器1種類に絞っていたら、もっとギターがうまくなっていたのか、
尺八が上手くなっていたのか…と思うことはあるけどそういうことじゃない。 

詰めが甘かった部分はおそらく楽器の種類のせいではない。

どっちがメイン?ってよく聞かれるけどそういうことでもないですしね。

ギターの知識があるから尺八の演奏にも行きているしアドリブもそれなりに
スッとできるし、逆に尺八、邦楽の知識があるからギターはこういう風に行こう、
と割り切ることもできる。

管楽器をやることで運動不足がちな自分の肺活量を高めてくれて
健康維持にある程度役立っているしw

ギターも尺八も腕はまだまだなんですが
「いやぁ、まだまだ…」といいながら前にすすんでいきたいと思います。

いまより10倍上達したとして、昨日の演奏が稚拙に思えるくらい成長したとしても
きっと「まだまだ」って言ってるんだろうから。

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