今現在、音楽に携わること
やることを生活の糧になんとかできてるわけなんですが、

「好きなことばかりやってたらこうなった」
とか、
「夢に向かって一直線」「決して諦めない」
というタイプではなく、どちらかというと
挑戦することにひるんだり、後回しにしてばかりだったと思います。 

進学も就職も積極的理由ではなく、
消去法で「できそうなこと」から選んだり
ためらってチャンスを逃したり、後退したりということの方が多かった。
決断をスパッとすることもできず、時間を浪費したり…
強く意見を言えないので日和って我慢を続けたり…

楽器はやめずにほぼ毎日のように演奏し続けてきたけど、
ずっと右肩上がりでやってたわけではなく、
惰性で弾いてて技術的に伸びなかったり、
逆に下手になったりという時期も長い。

色々よそ見をしていたから生まれてきた視点もたくさんあるし、
ギターから少し距離を置くためのよそ見の幾つか、尺八や筝が
結果として今の自分の中で重要なポジションになりつつあることもあったりします。

自分も一時期読み漁ったことがありますが、
成功者の本とか読んでみてもその瞬間はやる気が出たようになるけど、
ポジティブすぎて、真似できない、ついて行けない(笑)
という人も多いんじゃないかな、と思うので
そういう視点から後に続く人になにか示すことができたらいいなぁ、

となんとなく思うのです。
まだまだ自分自身は成功とは程遠いですが

なんとなく踏み出せない、踏み出そうとしない人の手を
無理やり引っ張っても意味がない、
ということは過去の自分やその後の経験で強く思うし。

You can take a horse to the water, but you can't make him drink. 

こんなことわざもあるし。

優柔不断で自分で決断できない男がどう変わっていったか、
みたいな本を将来書けるのかもしれないけど

いまはまだその過程である、と。