ギタリスト/尺八奏者 オガタマモルのブログ

広島を拠点に活動するギタリスト/尺八奏者のブログです。
ウェブサイト http://marumogata.weebly.com

2018年01月

このブログに書いてある気づきみたいなことは、ちゃんと教育を受けたり、勘のいい人ならごく当たり前に出来ている、習慣になっている事なのかもしれない。

当たり前になりすぎて、あえて言葉にして説明されることのない部分

物理や数学の教科書でなぜか突然公式の証明が完了している
(著者は、この間の式の展開は当然出来るでしょ?みたいなノリなのかもしれない)

そこをあえて気づいたかのように書く
いや、実際気づくんですが

音楽教育を義務教育の授業と高校の選択科目以外では受けておらず、
友達も少ないので(笑)
ギターも基本的に色んな事が独学で、
教えてもらって気づく事もありますが、教えてもらったことの行間に込められた意味とか理由を考えているうちにブログのネタになるわけです

当たり前の壁、
人それぞれ当たり前の基準が違うことによる誤解
分かる、分からないの壁

そういうものをなるべく減らしていきたいと思ってます。

勉強を教えている人によくある光景
なんでこれがわからないのよ
だーかーら、これはこうでしょ?
この公式を使えばいいじゃん

的な。
教えてもらう人は
わからんから教えてもらっとるんじゃろうが、
みたいな光景はあるあるで

教える側が教わる側の何が分からなくて何につまづいてるのか理解できていないパターン

この道具を使ってすればこうなる、
のは分かっている

でもなぜその道具を使うのか…

みたいな所を自分なりに掘り下げていってみよう


歌うように楽器を弾く、
ってどういうことなんだろう。
と時々考えてみる。

そもそも歌が下手だったらどうしようもないじゃないか、とか(笑

歌ったり喋ったりする時は
頭の中に発音したい音や音程があってそれを具現化するんだと思うし、
考えている時は頭のなかでは日本人なら大体日本語で考えてると思いますが、

楽器、特にタブ譜を使うギターなんかになると

ここの2番目と3番目と人差し指と薬指でおさえて右手でじゃらんとならす…
と言ったような「操作」だけのことを考えている人が結構いるんじゃなかろうか、と

このボタンを押すとこの音が出ます、的な。

最近ある曲を暗譜をしている時にふと気付いたんですが、
頭のなかに出したい音がある→それに対応する楽器の音を出す。

という手順を踏んだほうが覚えやすい。

五線譜でもタブ譜でも楽譜と押さえる場所を見て
鳴ってる音のことは(もちろん聴こえますが)半分ほったらかしで
左右の手を動かすということだけを覚えていたら効率も悪いし
一旦忘れてしまった時に思い出しにくい。

頭の中の音を聴くという方法だと、
音が聞こえてくるまではスピードが上がりませんが
確実に覚えられるような気がします。

文章だと…しっかり意味の分かるスピードで黙読する。
とりあえず意味とか無視して目の前の文章だけを素早く追っかける。

後者でも少しはアタマに入るでしょうし、
確か速読法みたいなのはそんな感じで
ほぼ無意識の中に記憶をしていくような感じ(テキトーです)

ですが。。
単語の意味すら分からないようなレベルだと速読法は効きません。

(日本語の文章よりも外国語の文章の方が覚えにくい、
アタマに入りにくいことからも明らか)

楽譜を見たらすぐに弾きたくなるのですが、
しっかりと意味を掴んで頭の中だけで楽器が演奏できるくらいまで
弾かない、という方が本当はいいのかもしれないですね

実際そういう風にされてる方の記事を読んだり、
楽器を習う前にひたすら楽譜を見て歌うみたいなジャンルもあるようですし。

例えば「ま」と発音するときにどういう風に口や唇を動かして声帯はこういう形になって
うんたらかんたら…なんて普段は考えてないですよね。

楽器演奏もそういうレベルになればいいなぁなどと思ってます。



 

アステールプラザ2日目

カフェの銀山ベースが主催する
JAPAN LOVE RING 2018

カフェに集まる人たちを中心に企画されたイベント

みんなでつくりあげてこれだけのイベントができるんだなぁ、

カフェのマスターがここまでやるか!という驚きと(笑)

オトナと子供の底力を感じました。
銀山ベースというカフェという名の人間交差点を行き交いする人の多さに改めてびっくり。

当日は出演の他にステージ係として、舞台の転換を担当する班に所属。
舞台袖でアレコレと動いておりました。

僕個人としては、音響(ステージ)係としてはグループ内優秀な人が沢山おられたので一歩引いて…(笑)

エリアシ☆ピッツとしてはお正月バージョン?和服でGOでした。
前日同じ場所で尺八演奏したのでその比較をしてみたかったというかなんというか。

広いステージで演奏するのは楽しいですね。ワイヤレスで動き回りたかったです。

思えば4年前、(2014か…)とあるライブの店側のダブルブッキングのため、演奏できる店を探して銀山ベースに問い合わせた所からこういう事になるとは…面白いなぁ。

もっと面白くなっていきそう。
と思わせてくれる二日間でした。


自分の中では「当たり前」だけど他の人からみたら素朴な疑問なこと。
そういうものの中に何かを発見する鍵がありそう。

今日のFAQ
Q.尺八とギター、両方演奏されてますが、弦と管、和と洋
全く違うような気がするけど共通点はありますか? 

今日はこの質問をいただきました。
以前にも同じことを別の人に聞かれて…キタ!と思いました。

何がどう、と言われると難しいんですけど共通項はあります。
ペンタトニック(和の音階とブルース、ロックの音階)
だなんだという音階的な事以外に、もっと根っこの部分で。

ジャズやブルース、プログレッシブ・ロックを聴いて心が動いた時と同じような気持ちを
邦楽、尺八演奏を聴いて味わったことがあります。

演奏する時は、ココロの中にあるなんかこうブワッというものを吐き出す
という意味ではどちらも共通です。ギターも尺八も筝も関係ありません。
(うまく言語化出来ない…から音にして表すのです)

ゲームのコントローラーを持ち替えているような気持ちです。

スト2でいうとリュウを使う時、ザンギエフを使う時、ダルシムを使う時…
遊ぶキャラクターは違えど(格闘ゲームを遊ぶ)という点ではまったく同じ気持ちですからね。
マリオカートでいうとマリオかキノピオかドンキーコングか…やめておこう(笑)

もっと分かりやすいよう適切な言葉が用意できるよう…考えます。

弦だろうが管だろうが、「頭のなかにある音を演奏しようとする」
ことに対してはなんら違いはないのです。
はじくとか、吹くとか叩くとか操作方法が違うだけ。

、ということを発見する上でも色んな人と話をすることは大切だな、と思いました(〆) 

2日で和と洋両方のステージを同じ場所で
両方共出演という貴重な経験

アステールプラザ中ホール

before 能舞台 (1月6日)
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昼の部 伝統芸能 ピースひろしま楽!
 尺八演奏で出演
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前半は子供や社会人による日舞や長唄の発表会
後半、能や長唄などのステージの中で、
たぶん作曲された年代は一番新しい(1972年)の
尺八二重奏曲を演奏。

伝統芸能、というと堅苦しいけど世の中に沢山有る趣味の1つとして
こういうものを普通に選択する人が増えればよいな、と思いました。

尺八やってて、流派に所属していて、外から見て分かりにくい、入りにくいな
と思うような要素が結構あったりするので
(それが昔は組織を守るために必要な1つの要素だったのかもしれないですが)
っと、このテーマだけでブログが書けそうなのでまたいつか。


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終了後、能舞台はステージの奥へスライド…

2日目(7日)の銀山ベース主催 JAPAN LOVERING 
設営から音響出演まで全て出演者協力者達だけでやるという。
大人の文化祭。

業者が音響照明設営に入ればもっと少ない時間、少ない人数で
舞台準備は出来るのだろう。

でも大人の文化祭である以上そこは自分たちで作ることに意義があると。

普段演奏するばかりの人は裏方の大変さが分かるし
段取りの大切さがよく分かる。

仕事ばかりで家事育児をしない夫が下手くそでもいいから
実際に家事育児をやってみることでその大変さと大切さが…
おおっと、このテーマだけでブログ記事が1つ…(以下同文)

なんにせよ、自分たちで組み立てていく大変さもあり、楽しさもあり。
直前まで細かい段取りを詰めてた担当者には頭が下がります。

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 明日(きょう)は舞台係、出演者(エリアシ☆ピッツ)としてイベント全体に参加します。
かなりタイトなスケジュールで上手くいくのだろうか不安もありますが
楽しみでもあります。

どうなることかさてさて。

 

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