ギタリスト/尺八奏者 オガタマモルのブログ

広島を拠点に活動するギタリスト/尺八奏者のブログです。
ウェブサイト http://marumogata.weebly.com

2017年12月

例年であれば 「色々ありました」的な感じでざっくり締めくくるのですが

今年は毎月印象に残った出来事を振り返ってみようと思います。

もちろん毎月書いてある以外にも色々あるのですが、独断で1,2ずつピックアップしてみました。


1 ゲームインパクト東京 (Game Music Jake)で参加

   ゲーム音楽ジャズ系バンド、初の東京遠征

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東京でライブ、というだけでも楽しかったのですが

ゲーム音楽界の色んな方と出会うことが出来たり、   

今年復活したKICK THE CAN CREWのラッパーMCUさんの後輩(?)の
MC8bitさんともステージ上で共演することができました。シビレタ。 


2  Acoustic Night Kure 50回記念

  もう50回もやったのかということですが、サプライズでお祝いなどいただき感無量でした。
自分としてはただ淡々と続けてるつもりだったのに、参加者同士が仲良くなったり新ユニットやら新家族やらを結成したり、
細々とでも継続してよかったな、と思うイベントになりました。(今年は6月以降開催できませんでしたが、2018年から再開します)
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     ・ U2コピーバンド 「HU2」への参加
 U2ははっきりいって、ボーカルのボノの癖が強すぎて嫌いな人は嫌い、好きな人は好きと二分されるバンドではありますが、
ギターソロにしか興味のなかった僕にバッキングアレンジの妙と個性を出すということを教えてくれたバンドでした。
ライブ後の立ち話がきっかけでスタートした、そんなバンドです。

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3月 バンドでバタバタ 

   石川真帆ちゃんCDレコーディング参加(尺八投入)、
   バイオリニスト徳田果余さんのサポート(尺八投入)、GMJ、エリアシピッツ、Birdcall
   邦楽演奏会の準備、筝を習い始めたことなど全部一挙にやってきてドタバタとして過ごしました。

   エリアシピッツは初のCDも出しましたね。レコーディングで成長できる、という実感。
        しっかりと和楽器をポップスの方にも入れ込もうとする魂胆が見え隠れしてます。
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4 怒涛のGMJ開始

  ゲーム音楽界隈で有名な「サカモト教授」との2マンライブを皮切りに8月の5周年イベントまで走り抜け始めるのでした。

  
  他には、大好きだったFried Prideのギタリスト横田明紀男氏が地元呉に来てライブをすることになり、
  色々と裏方係としての能力不足を感じながら取り組んだのでした。
  ライブのブッキングなどされる方は凄い、
  という思いに至り自分には裏方業は向いてない!と正直思いましたが、良い経験になりました。 

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5 フラワーフェスティバル、KGMF(関西ゲーム音楽合同演奏会)

  2015年からスタートしたカフェ発バンド「エリアシ☆ピッツ」でフラワーフェスティバルバンドコンテスト決勝ステージでの演奏

今までの活動からオリジナル曲のバンドでこういう事が出来ると思っていなかっただけにびっくりでした。
全くのバンド経験ナシからスタートしたボーカルのエリちゃんの成長っぷりも見ていて感動を覚えました。
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 GMJでもフラワーフェスティバルのJazzステージに出演。
 熊野筆の里工房での天野喜孝展とのコラボ(Final Fantasyの曲やらタイムボカンシリーズやら)
 兵庫で行われた関西ゲーム音楽合同演奏会への参加など、怒涛のGMJ月間でした。

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 2017年内での閉店が先日決定され、残念ながら2周年を迎えることはなくなりましたが、 
 筝の木原朋子さん、尺八の森岡奏山さんと共に呉のルポール青山の1周年記念の和楽器+ギターによる演奏会inチャペルも行いました。 
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 筝もはじめました。
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6 GMJ、レコーディング

  GMJではタワーレコードでの「アーケード版熱血硬派くにおくんジャズアレンジCD」レコ初ライブ、芸人のヲタルさんとのコラボイベント

  シンガーAki Katoさんのレコーディング

  そしてエリアシピッツ2枚目のCD作成に向けて曲作り、レコーディング

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7 七夕ライブetc. 

  エリアシピッツでの銀山ベース主催七夕ライブ参戦、

  呉の花火大会でのガッチャマン(GMJ)など

  ライブ本数自体は少し落ち着いてます。

  ギターと寝ました。ギターマガジンで時々こういうのやってますよね。 

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8 GMJ 5th 

  19日にブルーライブでのイベント内でGMJ5周年を祝ったのでした。

  自分が正式メンバーとなってからは3年くらいですがバンドの最初のライブから関わっており、ゲーマーミュージシャン冥利に尽きる、と言った感じでした。

色んな案件が輻輳しており、細い感想が思い出せません(笑
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元ハドソンの作曲家 ゲーム音楽の世界ではレジェンド的な国本さんとの共演。ベースがブイブイいってました。 


9 尺八奏者>ギタリストの時期

    10月終わりまで、ギターより和楽器を触る時期が増えるのでした。

 石見銀山の西性寺での演奏もありました。
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 ほぼ毎年参加している呉三曲会による秋の文化祭、今年から糸方としても出演することになり、筝、三弦、尺八の3つを並行して(ギターも)することになるのでした。

なんだかよく分からなくなってくるのですが、3ヶ月経って振り返ると始めた頃より色々出来るようになってきているので、やってみるもんだなぁと思いました。


10 和楽器三昧

  上に書いたように、筝、尺八、三味線でてんやわんやです。

  夏にレコーディングしたAki Katoさんのレコ発ライブもありました。ここでも尺八を少しだけ演奏(笑)

  現段階では、尺八以外はまだまだ趣味のレベルですので、まだまだ「使える」レベルに

  引き上げるためにもっと練習したいなぁと思うのでした。
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真ん中らへんで三味線弾いてます。 
 

  楽器について:1つに集中したほうがいいのか、色々やった方がいいのか
  議論は分かれるところですが僕の場合は色んな楽器を触ることでメインのギターやら尺八やらに良いフィードバックが帰ってきたり違った視点から楽器を発見したり出来るのでもうこのスタイルでやり抜きたいと思っています。一人和楽器合奏の動画を上げるのが目標です。

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そうそう、呉市焼山のマスコット「きよみん」と一緒に踊りました。


11 歯医者三昧、作曲

  ライブは落ち着いてきましたが、夏頃から悪化した虫歯との戦いでした。

  間食を制限することによって体重も減り、少しだけ健康になりました。

  歯は治ってなかったので不健康ともいいますが。

      健康、というかもっと基本的な所を見直していこうと思い直したのでした。

  エリアシピッツ3枚目のCDも制作開始。

  曲は常に作っていますが、作りかけのものを沢山残しているので

  ちゃんと形に仕上げる、という作業がいかに大事か思い知らされるのでした。
  
  MaMeとしても久々にCDを作りました。
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12 エリアシの成長、Birdcall再開、クリスマス関連イベントなど

  色々忙しすぎてお休みさせてもらってたBirdcall としての9ヶ月ぶりの演奏。 

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     エリアシピッツの

  とにかく2年で色々変わりました。これからも楽しみです。

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今年の活動、全部はもちろん書ききれてませんが、
とにかく昨年と比べて色々なことをやったなぁ、という年になりました。

色々やってる中で思ったことは
 

フリーランスで個人で特にどこかの団体や派閥に所属しているわけでなく

活動しているので、より「個人」としての価値を高めないと生き残れないな、

という思いが強くなったことでした。


思いは当然あったのですが、これまでいまいち行動に移せてなかったので

2018年はもちろん活動しているバンドやらユニットやらもしっかりやりますが、

オガタマモル個人としての活動もより重視していこうと思っています。


和楽器洋楽器の両刀使い、ハイブリッド的な部分

あとは作曲、作品作りにも力を入れていきたいと思っています。


自分の性格の向き不向きちゃんと受け入れて、
強みをしっかり出していけるようにしたいと思っています。

ありきたりではありませんが、
演奏を聴きに来てくださった方、共演したミュージシャン
それらを支えるてくれる方々皆様に感謝いたしいます。

2018年もよろしくお願いします。 

 

ギターのことばかり考えて、ギターの音しか聴こえてなかった10代の頃

ギターのテクニックとかではなく、ちゃんと「音楽」に感動するきっかけを与えてくれた1人でありますFrank Zappa


Steve Vai の師匠的存在、ということから聴き始めて、ズルズルとオリジナルアルバン60作品余りを買い集めるという沼にはまってしまいました。

毎月バイト代から2枚ずつ…とかコツコツ集めてましたね。
近所のCD屋には欲しい作品が置いてないことも多かったのですが、ちょうどアマゾンが始まった頃でマイナーな作品も買うことが出来ました。

ギタリスト的に勉強になることがあるかどうかはわかりませんが独特のコード感、アレンジやヘンテコなフレーズを少し採譜してVaiみたいに弾きこなしてやろう、とトライしてました。

きっとミュージシャンを「仕事」にしたい人は決してそういうことはせず、現場で使える実用的なトレーニングを積んだ方がよいですね…(笑)

と、変なフレーズの知識は増えたが実用的な奏法はまったく身につかなかった20代前半のころを懐かしむのでした。
採譜力はついたかな…

彼の作品はインストが主で、歌モノも多数ありますが卑猥な内容の歌が結構多いのであまり気軽にシャッフル再生とかで流せないのですが(笑)

アメリカ政治を風刺する歌も多く歌っており、その中での音楽や世の中に対する考え方、ギターに対する考え方はとても影響受けてます。
あまり表に出てないけど。

何しろ60枚分のアルバムで扱うジャンルも多種多用で1曲2曲取り上げて紹介するだけではまったく語り尽くせないのですが

ヒップホップやラップの走り?とも言われているこの曲を貼っておきます。韻を踏んでるのがとても気持ちよいです


中学生の時に買ってもらった
最初のエレキギターはストラトタイプ何点セット(月刊漫画誌とかの裏の方に書いてあるやつ)だったわけですが

アンプを買う金も置く場所もなかったので、家ではほぼ生音で練習してました。

そうしてジャガジャガやってると…
昼間は色々な音に紛れて気づかなかったんですが、
夜静かになったとき、何もしてないのに
リバーブがかかってるじゃないですか!
エレキ生音のペチペチ音と何かが違うぞ。と。

でも、ピッキングや弾き方次第ではそれがうまく響かないことがあったので
嬉しくてナチュラルリバーブで色々響きがうまく行くような弾き方を探して遊んでました。


今思えば、スプリングリバーブという、当たり前のことだということなんですが…

弾く場所や環境でも音の聴こえ方、聴き方は変わってくるんですよね。

いつもストリートで練習してる人、
ガード下に家がある人
木造に住んでる人
鉄筋コンクリートに住んでる人

木造のリハーサルスタジオ
鏡張りのリハーサルスタジオ

なかなか完璧な音環境で練習できることはないのですが


いつも聴こえる事が聴こえなくなったり、
逆に聴きこぼしていた音がきこえるようになったり、

場所によって響きも変わるから、たぶん合わせて歌い方や弾き方も少し変えた方が良いのかもしれないですね。



人のやってる動作などを実際に見て、
「自分にもできるような気がする」
と思うのは大事

自分の場合は

裁縫とカナヅチやのこぎりなどの工具を扱うこと苦手感は無く、むしろ得意と思ってました。

裁縫は母親がよく服を作ったり直したりしていたので

工具は父親が棚などを日曜大工(本職も大工)していたので横で見ていた(時々叩かせてもらったり)

音楽は、姉がエレクトーンを習っててよく練習してたから。
(こっそりドラクエの楽譜を見つけて弾こうとしてみたり…)

そういう間接的な影響がなかったら得意不得意は全く違ったものになっていたんだろうな、と思います。

ギターを始めた頃も、今のように映像が手軽に見られる時代じゃなかったから

テレビの音楽番組で演奏するギタリストの右手左手を目をカッと開いて眺めたり…(笑) ボーカルそっちのけでギタリスト写せ!ギターソロの時にボーカルうつすな!などと思っていたものです。

しっかり聴くとか見るとかを怠った、大学生時代はちょっと楽器の腕は停滞したような気がします(またこの件は別途書いてみます)

最初はとにかく、真似をするというか見るなり聴くなりして頭の中にしっかりイメージが作れると良いですよね。

と、振り返り投稿が増えるのが12月。

今年も色々なことに首を突っ込んで活動させていただきましたが

今回は2年前からやってるバンド
「エリアシ☆ピッツ」について振り返りを

今年は特にめまぐるしかったです。
3月、9月にCDを作って、さらに3枚目の製作を進めております。

まぁCDを出すということ自体は
今の時代そんなに特別なことではないですが…

フラワーフェスティバルのコンテスト決勝で演奏したり、
オリジナル曲のバンドとして初の県外演奏もしてみたり…

色々あり、制作時のバンド内でのアレやコレやもあって、
たった半年前くらいの5月のフラワーフェスティバルの事が遠い昔のようです。

12月17日にセカンドクラッチで次のライブを控えてます。
なので、昨年や一昨年にエリアシ☆ピッツを見た方は
その成長ぶりを見にきてほしいな、と思っております。

自分自身は
バンドサウンド、エレキギターのかっこよさからギターを始めたものの、
オリジナルバンド経験が少なかったのです。

ここでバンド遍歴を紐解いてみます

中学生時代
・ギター始める。同級生とバンド組もうとするがうまくいかず

高校時代
・高校の文化祭バンド(イエモン、ジュディマリ他)
・郵便配達バイト先で局員他と組んだシャムシェイドのコピバン
・姉のバイト先大学生のUK他コピーバンドに参加

あとは友達とスタジオに入るもののモチベーションが上がらず
スタジオ入るだけで空中分解みたいな…のを繰り返し

大学時代
・UK系バンドの続きで色々(U2,OASIS他色々)
・記憶がない
・リンドバーグ、レベッカなどのコピバン

社会人時代
・クラプトン、ザ・バンドなどを演奏するブルース系バンド(kp&b.ボーカルもとりました)
・このへんで、友人とDEPAPEPEやるために始めてアコギ買う
・尺八習い始める

・vocal school CROONと関わってアレやコレや

(フリーランスになり今に至る…以後は今のプロフィールにだいたい書いてあります)

こうして見てみると「オリジナルを作って演奏するバンド、ユニット」が全くないのです。

今思えばなぜもっと動かなかったのか、当時の自分を問い詰めたいですが、
20歳前後で同じような状況の子を見るにつけ、言ってもしょうがないし、
無駄に反発されたりひねくれたりされるだけなんだろうなぁ、
と思います。

テクニックを追求しさえすれば道が拓ける!と思っていたものの、当時していた練習といえばザッパやドリームシアターの音源に合わせてギターを弾くくらい。
(込み入ったところは採譜してみたり耳コピもちゃんと?しましたが)

それじゃどうにもならんよ、と言いたいところですが

当時は当時で、できる環境の中で精一杯頑張ってた、つもりでしたからね。

ので最近は、
やってるつもり、
やったつもり、
言ったつもり、
etc.

「つもり」を積もらせないように
復習やら再確認を多く行うようにしてます。

大事な事でも、取りこぼしや見落としがあるせいで
価値を見過ごしてたりすることをありますからね。

おかげで取りこぼしがゼロになった!
とはいえないですが、
文字通り見落としていた発見などもあって若干レベルアップした気になってます((笑)



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